3月19日
結婚式に行くのはもう6回目くらい。前職の従業員の時とボスの知り合いなど。招待状はなくても誰でも参加していい。好きな時に来て、好きな時に帰る。お金は包む。私はボスについて行くだけの時は包んだことがない。誰か知らないが日本人が来たというだけで歓迎を受ける。
田舎では、1,000Rpでも5,000Rpでも包むんだそうだ。1,000Rpって10円しないんですけど。優しいね。
今までは招待状を印刷して職場で配ったり、郵送していた。
最近は携帯電話を使って知らせるそうだ。写真、音声、動画で。それらを制作してウェブサイトリンクが貼り付けてある。式場の位置もグーグルマップ付きで。そして、祝い金の振り込み先の口座番号が書いてあるという。なるほど、いい作戦だ。ボスはもう振り込んだという。
私は明日の式場で渡す。こういう時のために日本からポチ袋を持って来てある。それに新婦は大学の日本語クラスの時にボスの手伝いで来ていた私を覚えているという。ポチ袋の中にメッセージと名刺も入れておこう。営業活動の一環で。
3月20日
式場はチカランから東へ155kmのスバンという所。スバンの中でも山の中。残り35kmで1時間20分くらいかかった。道は1本道で車は多い。ペースが上がらない。35kmの半分は未舗装路で凹凹道路。途中にスキー場の急斜面並で幅狭道路で、これで大雨が降ったら走れたかどうか。
今回の結婚式で初めて披露宴前の式を見ることができた。
・宗教関係のおじさんらしき人の話を聞く新郎新婦。
・それに合わせて誓いの言葉。お金や金品を渡す言葉も新郎が言っていた。
・新郎が金品らしきものを新婦に渡す。
・互いに指輪をつけ合う。記念撮影。
・新郎新婦が結婚証明書を1つずつ手に持ち、記念撮影。夫の義務、妻の義務が書いてあるんだそうな。
・おそらく新郎の母から新婦の母へ何やら贈呈。
そして披露宴会場へ。
・新郎新婦と両親が座り、司会者がしゃべり始めた。左とん平のヘイユーブルースばりのしゃべりでうるさかった。
・新郎新婦が両親の前にひざまづき、今まで迷惑をかけた、ごめんなさいを言う。新郎新婦は言っていない。実際に言うのはとん平司会者の役目で、何を言っているか全然わからなったが、「ママ!ママァ!!」を絶叫していた。
・新郎新婦が互いに白ご飯と水を食べさせ合い、鶏1羽丸ごと揚げたものを2人で持ち、同時にひと口噛みついて食べる。その後、その鶏をせーのっ!で引っ張り、2つに裂いた。
・新婦が新郎の右靴を脱がし、新郎が生卵を右足で踏む。(生卵はビニール袋に入っている)その後、新婦が新郎の右足を拭く。
・その後、ライスシャワーが始まった。ライスシャワーは親族が投げて、新郎新婦は大きな傘で受ける。会場に人が集まる。米は直投げ、紙幣も投げていた。景品交換番号が書かれている紙も投げていた。みんながんばって拾っていた。
・来場者が壇上に上がり、新郎新婦とあいさつして記念撮影。
私たちも記念撮影して、食事して帰った。ルンダン(牛肉の煮込み料理)がおいしかった。
地方によって披露宴のし方は違うようだが、今回のような披露宴は初めてで楽しかった。
スバンといえば、ナナス(パイナップル)。水分が多く、とても甘い。スーパーのものよりスバンの道路沿いのナナスの方が断然おいしい。植物も買ってきた。