外国人(ここでは私が外国人だが)私からみて外国人は自分の否を認めない。よく聞く話だが、欧米だけではなくこの国もである。
今日、水道の蛇口(keran・クラン)を壊してしまった。彼らなら、壊れてしまったと言うだろう。
以前から庭の水道の蛇口から水が漏れていた。一晩で水受けが一杯になるのでボスの許可を得たので交換しようと思っていた。
蛇口の老朽ぶりと接続部の見た目から、いやな予感はしていたのだが、まず、蛇口にはめてあるカチカチのホースを外そうとグリグリしていたら、蛇口が折れた。直後に水バシャーです。
あーあ、やってまった。このままでは水道の元栓を開けると水が出てくる。しかし、止める方法がない。業者に頼んで壁を壊して水道配管の接続部分を交換いしないとダメかな。何日かかるか。1juta以上(jutaは100万Rp、2ケタ落として約1万円)かかるだろうな。
ボスに報告した。「壊れてしまった」と。「試しに外そうとしたら折れた」と。前から蛇口が古い、錆びていると予防線は張っておいたが。
ボスが業者に連絡したが、仕事を受けてもらえず電話終了。
私は壁の中のネジを外そうと試みた。前職ではボルトが折れて、めねじの中に残ったボルトを何度か外したものだ。
プライヤーを開きながら回したり、釘でコンコン叩きながら左へ回そうとするも、ネジは動かない。さあ、ピンチだ。いずれ修理できるとしても、水が漏れっぱなしになる。
だが、ひらめいた。あばれはっちゃくばりに。菅ネジの内径にカギの頭を差し込んで回す。すぐ試した。
まさに断崖絶壁からの逆襲。懐かしいな。ほっと胸をなでおろすとはこのことだと思った。
折れた蛇口はまだネジが少し残っていたので、とりあえず取付けて、いつもの水漏れ量を確認して道具屋へ買いに行った。
蛇口は35,000Rp、280円くらい。800円くらいの物もあるが、変わらない。今までの経験ではインドネシアの蛇口と接続部のクオリティは悪い。交換直後から漏れたこともある。それをそのままにして帰る業者。こういう国です。
昼食後、買ってきたものを取付けて終了。
ふぅぅー、やれやれ。よかったよかった。